ところ違えど、若者は夢を見る

★昔から社会科だけは得意でして。
それで特に世界史と国際政治が好きなんですよ。
そんなもんだから、ここ最近の中東の動向に興味津々なんです。
申し訳ないながら、ニュージーランドの日本人の安否よりも、世界に散らばるリビア大使や、彼らが見放しつつある、その親玉たるカダフィ大佐の安否のほうが気になるんです。
中東情勢の、僕の中での関心の高さは、『まどか★マギカ』と二分するくらいなんですよ。


★で、チュニジア、エジプト、バーレーンと来て、今はリビアが凄まじいことになっている。

以前より漫画を描きながら、リスニングついでに垂れ流してたmsnbcのインターネット無料放送で最初は情報をまかなっていたんですが、それだけでは満足できず、中東のテレビ局、アルジャジーラの英語版に行き着いたんですね。

放送がユーチューブで公式にアップされてて誰でも視聴できるワケなんですが。
そこで、中東とは全く別の場所、北朝鮮の特集を見つけてしまったワケで

英語わからない方でも、まぁアニメ一話分なので、映像だけでも見ていただきたいんです。
特に、何か夢とか目標を持って、それに向かって頑張っている途上の方には。

★北朝鮮の首都、平壌(ピョンヤン)にある、平壌演劇映画大学で俳優や監督といった映画人を目指す生徒たちのショートドキュメンタリー。




多分、僕のブログを見てくれている方々(いつもありがとうございます)って、このビデオに登場する生徒たちと同じくらいの年齢、20代前半だと思うんです。
だからこそ、このブログで取り上げたわけなんですが。

言っていることや習っていることについては、何かと「Dear Our father(我らの愛すべきお父様=金正日)」だとか「communism(共産主義)」だとかいうフレーズが挿入されていて、それを生き生きと語る表情もどことなく不気味なんだけど。

否応無く体制が絡んでしまう、その点はどうでもいいんです。彼らが本気で金正日に忠誠を誓ってようが、仕方なく言ってようが、ここではどうでもいいんです。

彼女らの暮らしや、彼らの日々感じていることって、僕らとどこが違うんだろう?ってハナシです。


映画俳優になる、という目標に向かって、一生懸命授業を受ける。
自分の夢を通そうとして、親と衝突する。
親は親で、子供の将来を「こうなってほしい」と願う。
生徒たちで学校の卒業を祝って、スケートで遊ぶ。



…僕らが普通にやっていること、経験したことじゃないですかね。


★一方で、こんなニュースが流れている。


北朝鮮の食糧難が深刻…「軍人の過半数栄養失調、餓死も」=韓国(出典:サーチナ)

北朝鮮の政治は「先軍政治」と呼ばれるように、軍隊に重きを置いている国家です。軍隊が国力のすべて、といっても過言ではありません。
その、最も優遇されているはずの兵士が、国内で、戦うことも無く、餓え死にしている。それどころか、抗議行動まで行っている。

この報道は象徴的で、北朝鮮の体制が限界まで来ていることを世界に知らしめています。

そこで、先ほどの映画学校の生徒たちの豊かで、満ち足りた暮らし。
いっぽう、同じ国で餓死者が大量に発生している。
それはすなわち、僕たちにとってはあまりにもありふれているはずの、映画学校の生徒たちの暮らしぶりは、北朝鮮では1%の人にも提供されてないってことですね。
彼らの親が、北朝鮮の体制でそれなりの地位にあるからこそ、享受できる生活なんですね。


★さて、ここで中東の話とちょっと絡ませて。

北朝鮮の体制がチュニジアやエジプトと同じように、蜂起した民衆によって崩壊した場合。


彼らは死にます。
殺されます。

上流階級として、豊かな暮らしを享受してきた映画学校の彼ら・彼女らは、当然民衆の憎む対象となり、かなり高い確率で殺されます。




「殺される」が言いすぎだとしても、何らかの形で生命の危険に晒されることは確実です。



…しかし、彼ら彼女ら若者になんの罪があろうか?

たまたま、生まれたところが圧制をしく国の支配階級だった、それだけ。


もし、自分がその立場で、その出で立ちが罪だといわれたら、「フザけるな」ってハナシですよね。
当たり前です。生まれる場所は自分では選べませんからね。

でも、それだけの理由で、映画人志望のこの若者たちは、殺されることになります。


★北朝鮮の体制を憎むのは簡単です。その体制の崩壊を祈るのは簡単です。

実際、僕も崩壊すべきだと思っており、その考えは変わることは絶対にない、と断言できます。



でも、その思いや祈りが実現される時、一方で恐怖と絶望のなかに殺される人間が無数に生まれる。

別に、そう祈ることが罪なわけではないし、僕たちがどうにかできることでは、無論、ない。

でも、知っておいてほしいんです。
今でなくてもいい、でもいずれ、しっかりと、直視して欲しいんです。

誰かが幸せになれば、必ず誰かが不幸になる。
これが現実であり、僕たちの生きている世界だ、と。



★中ニ病染みた、イカ臭い話だったかもしれませんが。
僕は、その現実に身を置きながら、そのフザけた現実を許さないでいたいと考えるんです。
たとえそれがしょうがない、どうしようもないことだとしても、誰かを傷つけることに、無頓着にはなりたくない、そう思っているんです。


★漫画更新
こっから本題。(ぇ
まどかマギカに中途半端に手を出し始めたせいか、作業進行が遅れております…

描き込めばイイってもんじゃない

もう少し、っちゃもう少しなんですが。
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